すべて生ける者に連なる者には望みがある。生ける犬は、死せるししにまさるからである。
生きている人にだけ、希望があります。「死んだライオンより、生きている犬のほうがましだ」と言われるとおりです。
命あるもののうちに数えられてさえいれば まだ安心だ。 犬でも、生きていれば、死んだ獅子よりましだ。
神が彼を断ち、その魂を抜きとられるとき、 神を信じない者になんの望みがあろう。
すべての人に同一に臨むのは、日の下に行われるすべての事のうちの悪事である。また人の心は悪に満ち、その生きている間は、狂気がその心のうちにあり、その後は死者のもとに行くのである。
生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない、また、もはや報いを受けることもない。その記憶に残る事がらさえも、ついに忘れられる。
陰府は、あなたに感謝することはできない。 死はあなたをさんびすることはできない。 墓にくだる者は、 あなたのまことを望むことはできない。